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レビューTOP > LAN DISK > HDL4-G > 増田タワシさんのレビュー 家庭向けNASアイ・オー・データ機器「HDL4-G1.0」を東芝「REGZA Z2000」で試すレポーター・増田タワシNASと聞くと、どうしてもビジネス用途の周辺機器としての印象が強い。というか、本来はそうである。ただ、パソコンが個人に1台の世の中になったとはいえ、実際に会社や自宅でNASを使っている人はどれほどいるだろうか。当然、使用にあたってはある程度の知識は要求されるために「NASって聞いたことはあるけど使うとなると……」という人が大部分なはずだ。 そんな中、アイ・オー・データ機器から、家庭で簡単に利用できるように作られた大容量ネットワークハードディスクという触れ込みで「LANDISK Home HDL4シリーズ」が発売となった。今回は、同製品がウリとする機能のひとつ東芝製の液晶TV「REGZA Z2000」シリーズとの接続にフォーカスしつつ、その使い勝手を試してみた。 ●まさにお茶の間仕様のNASとなった「HDL4-G1.0」まずは「HDL4-G1.0」の基本的な用途や簡単なスペックについて触れておこう。家庭向けNASということからもお分かりのように、同製品ではデジカメの写真やビデオで撮影した映像、音楽(iTunesサーバー機能)、TV番組の録画などのデータを保存しておくことが目的となる。その反面、カートリッジタイプによるホットスワップやFTPサーバー、プリントサーバーといったビジネスユース向けとされそうな機能はバッサリと省略されている。 家庭向けNASアイ・オー・データ機器「HDL4-G1.0」。NASとは思えないコンパクトな筐体は、設置場所を選ばずにリビングにフィットするデザインとはいえ当然のことながらRAIDには対応する。同製品も標準ではRAID 5となっており、HDDの破損/故障によるデータ消失はほとんどの場合未然に防ぐことができる。ユーザー使用領域としては750ギガバイ(GB)トとなるが、何にも代え難い大切な写真や映像などを保護してくれると考えれば、これほどありがたい機能もない。ここではNASならではの機能が、ライトなユーザーにとっても貴重な機能となって活きてくるのだ。なお、ほかに1テラバイト(TB)分の全てを記憶領域として使用する“スパニング”も使用可能だが、個人的には黙ってデフォルトのRAID 5のまま使うことをオススメする。 背面に用意されるインターフェイス類も非常にシンプル。LAN/USB/ACアダプタの各ポートと電源ボタンを備える●リビングでの使用を想定したコンパクトでオシャレな本体「LANDISK Home HDL4シリーズ」のラインナップは、今回アイ・オー・データ機器からお貸りした容量1TBの「HDL4-G1.0」と同2TBの「HDL4-G2.0」の2つ。ホワイトを基調とした本体は、サイズ121(W)×126.5(D)×195(H)mmというもので、これは同社から発売されている、いわゆるビジネスユース向けNASシリーズと比べるとかなり小さい(同社によるとDVDソフトケース8枚分相当の大きさになるとしている)。筐体内には容量250GBの3.5インチHDDを計4台搭載しているのだが、家庭向けを意識したのがデザインだけではない、という点がよく分かるサイズだ。 そこまでしなくても、とも思うがこれもこだわりなのか。家庭向けをうたうだけあってHDDの換装の際のネジはコインでも簡単に行うことができるまた、内部はHDDを縦にマウントすることで筐体の小型化を実現。冷却用の小型ファン2基はTVを消していると多少ノイズが気になるというレベルだまた、ホットスワップはできないもののユーザーによる購入後のHDD換装をサポートするというのも嬉しいポイント(交換用HDDとして対象となるのは同社の「HDI-SA250H7」のみとなる)。PCに接続しないで直接TVに接続して使用するユーザーにも交換作業が行えるよう、手順を説明したDVDまで添付される。ただ、デザイン面での注文を挙げるとすれば、ブラックがベースカラーとなることの多いAV機器にあって、同製品のホワイトはともすれば多少浮き気味。また、コンパクトな筐体は十分評価に値するものの、残念ながら付属のACアダプタのサイズが大きいという点が惜しまれる。 TV周り、特にゲームユーザーにとってはACアダプタの問題は深刻。筐体デザインとNASという機器の性格上、付属のACアダプタのサイズが大きくなってしまうのは致し方ないとは思う。ただ、やはり大きすぎる印象は拭えない●いよいよ「REGZA 37Z2000」と接続も「え?これだけで終わり?」さて、いよいよ今回の主題である東芝「REGZA 37Z2000」との接続である。ここで簡単に説明すると「LANDISK Home HDL4シリーズ」は、東芝製の液晶TV「REGZA Z2000」シリーズのもつ“ネットワークハイビジョン録画機能”に対応する。これでデジタルハイビジョン放送をそのままの画質で録画が可能となるのである。筆者は昨年末に「REGZA 37Z2000」を購入したのだが、それより数年前に購入した同じく東芝製のHDD内蔵DVDレコーダー「RD-XS53」とセットで使用している。言うまでもなく、せっかくの地デジ放送も仕事を終えて夜中に録画した番組を再生するときにはアナログ画質へと変貌しているわけだ。 と、まぁ前置きはいいとして、まずは箱から取り出した「HDL4-G2.0」に付属のACアダプタとLANケーブルを接続。次にLANケーブルを「REGZA 37Z2000」背面のLANポートへと接続する。たった、これだけである。あとは「REGZA 37Z2000」と「HDL4-G2.0」の電源ON。TVのリモコンを使って入力切替メニューからLANと表示されたモードを購入してから初めて選択してみる。念のため機器の登録画面で確認するとすでに「HDL4-G2.0」がしっかりと認識されている。その後は、リモコンを使って呼び出した番組表から、そのまま録画を選べば終了である。見たいときも、そのままTVのリモコン操作のみで簡単に再生が可能となる。あまりの簡単さに、横で作業を覗いていた機械音痴の妻も「それだけで地デジが録画できちゃうの?」と呟いていたほどである。 接続は非常に楽。所要時間にして1分もしないで終了。LANにさえ繋げば、あとはTVのリモコンのみで設定が可能。録画や再生といった普段の操作もTVのリモコンのみで可能だハイビジョン録画は残量100%の表示で67時間3分。見て消すという一般的な使用法であれば、全く問題のない容量といえる接続において少々気になった点は、付属のLANケーブルが約1mほどと環境によっては短めに感じたところ。筐体がコンパクトで置き場所を選ばないだけに、もう少し付属のケーブルには余裕を持たせて欲しかった。もうひとつは、前述のように接続と設定が想像していたよりも遥かに簡単だったものの、「REGZA Z2000」との相性の良さをアピールする以上はもう少しPC初心者、もっといえば普段これらの機器に触れることがない人でも分かるようなマニュアルを付けて欲しかったところだ。逆に言えば手順さえ示せば、それこそ簡単に子供から老人まで使用すること(TVとの接続に限ってということだが)が可能と思えるほど容易に導入が可能と感じたからでもある。 リモコンを使って呼び出した番組表から、そのまま録画を選べばハイビジョン録画が可能に。念のためライブ映像と録画映像を見比べてみたが、見分けはつかないほどしっかりとハイビジョン映像が録画されていた●NASを身近にする電化製品のように便利で扱い易い「HDL4-G1.0」今回は、液晶TV「REGZA Z2000」シリーズとの接続に焦点をあてて「HDL4-G1.0」を紹介した。もちろん液晶TVは多数のメーカーが凌ぎを削っている市場で、同製品のように「REGZA Z2000」シリーズのみという対応状況には不満を感じるユーザーも少なくないだろう。ただ「REGZA Z2000」シリーズのユーザーであれば、はっきりいってオススメ。先月末から販売の始まった「HDL4-G1.0」は60,000円台からの購入が可能である。“ハイビジョン放送の録画”という点で言うならば、いわゆる地デジチューナー内蔵のDVDレコーダーを買うより遥かにお買得だ。また、別にこの場で東芝製の液晶TVを宣伝するつもりはないが、これから液晶TVの購入計画がある人はTV本体の仕様はもちろん、この手の意外な周辺機器が存在していることも忘れないほうがいいだろう。 “LAN接続型HDD”“NAS”“RAID”などの単語を抜きにしても十分存在価値を示すことが可能な「HDL4-G1.0」。もはやこの手軽さは電化製品といっても過言ではない。また「とりあえずNASというものに触れてみたい。挑戦してみたい」と考えているユーザーならば、入門機としての役割も十分こなしてくれるはずだ。
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